婚活記録:惑いの婚約⑮

婚活記録

本日もブログにお越しくださり、ありがとうございます。

今回は前回投稿の末尾に記載したとおり、【内気さんとの最後のデート編】です。

私の傲慢さや言葉足らずなところが目立つかもしれませんが、反省の意をこめて包み隠さずに綴らせていただきます。

※今までの婚活記録同様、お相手の言動や情報はフィクションを大いに交えております。

どうぞよろしくお願いします。


前回のデートから約2ヶ月経ち、ついに、内気さんに久々に会う日を迎えました。

このデートの日取りが決まってから数週間、書籍やインターネットの情報を参考にしつつ、自分なりに今後のことを一生懸命に考えていました。

特に自身が葛藤していたことは、

この人と結婚して、自分自身が健全な人生を歩めるのかどうか

でした。

幼少期の経験から「結婚=幸せではない」と思ってきた私でしたが、婚活をしていく中で

"我慢をしてまで結婚する必要はない"

という価値観が、ようやく出来上がってきたのです。

実を言うと、今までの婚活記録の中に私の母を登場させていませんでしたが、毎回お見合いをした際には簡単に状況を報告していたのですが…

この内気さんとの最終盤の状況を何気なく話した際には、

「ママも結婚して一生懸命我慢してきたんだから、多少の苦労は最初から付きものなんだよ」

と、このまま突き進むように言われました。

今思えば、結婚生活で苦労するのは当たり前であり、娘にもそれをさせたかったのかもしれません。

母とはあまり折り合いがよく無かったこともあり、この発言を受けてますます内気さんとの結婚に関しての不安が増し、結論として先ほどの"我慢をしてまで結婚しない"につながりました。

そういう意味では、反面教師で気づかせてくれた母に感謝しなければいけないかもしれませんね…。

前置きが長くなりましたが、とにかくこの日は、

"私が耐えたり苦しいと思うことがあれば、いったん立ち止まろう"

と心に決め、準備をして出発をしました。

会場のレストランの駐車場に到着した際に、入口付近で待ってくださっている内気さんを発見しました。

私は必ず、待ち合わせの5分以上前には到着するようにしていたのですが、内気さんはいつもそれ以上早くいらっしゃっています。

「…真面目で誠実な人だな。」

そう口走ってみたものの、この時点でも気持ちが上がってきません。

ですがこのままでは内気さんにとても失礼だと思い、フロントミラーで必死に笑顔の練習をして、よし!と気合を入れてから車を降りました。

入口の方に向かって歩いていくと、内気さんが私の存在に気づかれました。

『ご無沙汰しています!』

あいかわらず、丁寧な言葉でご挨拶くださいました。

「ご、ご無沙汰しております、2か月以上ぶりですね。」

先ほど練習した笑顔を貼り付けて、なんとかお返事することができました。

そしてそのままお店へと入り、私が予約した横並び・2人掛けの個室に案内されました。

メニューを一緒に確認しお互いに食べたいものを注文すると、しばしの沈黙がありました。

「…やばい、何か話題を振らないと…」

そう思っていると、内気さんの方からお話をしてくださいました。

『よっちさんは、○○の新曲を聞きましたか?!』

…いつもの、例のアーティストの話でした。

この瞬間に私の心がガクっと落ちたのを感じつつ、ひとまずその話題に合いの手を入れ続けました。

が、お話が続けば続くほど、私の気持ちがどんどんと落ち込んでいきます。

(とても傲慢ですが)2ヶ月以上会っていなかった婚約者との久々の会話とは思えない、中身のないやり取りだなあと、話を聞きながら考えていました。

そして、この時点でもう、

我慢をしてまで結婚する必要はない

という今日のテーマが、頭のなかをぐるぐると駆け巡っていました。

内気さんは、結婚相手ではなくて、この話ができる人を見つけたいだけなのではないか?

もしそうであるならば、この役目は私でなければならないわけではない。

そんな思いが溢れそうになったところで、一度気持ちを落ち着かせました。

"それでも、一度はあちらから婚約をしてくださったんだ。

だから、今日こそはその核心に触れよう

内気さんが饒舌にお好きなアーティストのことを話されている横で、私は良きタイミングを伺い続けました。

それからしばらくした後、アーティストの話を終え満足そうな笑顔の内気さんに、意を決して切り出しました。

「…内気さん。

私たち婚約してもう数ヶ月経ちますが、これからのことってどうお考えですか?

今思うと意地悪な質問の仕方ですが…直近のメッセージやデート決めもすべて私からでしたので、内気さん発の意見をお聞きしたくて、このような形を取りました。

『え…、これからのこと…ですか。』

おそらく予想だにしていなかった私からの突然の質問に、しばらく黙られてしまいました。

"やっぱり、質問の仕方が悪かったかな…"

その場で少しだけ反省しつつも、畳みかけるようにこちらから話すことはせず、待ってみました。

内気さんは必死に何かを考えていらっしゃるご様子で、その後も体感にして5分くらいの沈黙が続きました。

そして、ようやく口を開いてくださいました。

『…仕事が辛くて、それどころではなくて、正直何も考えられていませんでした。

そして、今現在のお仕事の様子やご本人の考えを、丁寧に述べてくださいました。

はじめて、こうした気持ちを吐露してくださいました。

その思いには感謝しつつ、私の気持ちは少しずつ下降していきました。

アーティストの話のときは、私の目を見て楽しそうに話してくださる内気さん。

今は…伏し目がちに、ご自身のお辛い状況を滔々と伝えてくださっています。

私は話を聞き切ったあと、焦点の合うことのない内気さんの目をしっかり見て、言いました。

「言いづらいことをお聞かせくださり、本当にありがとうございました。

私も、悩んでみます。

今日は、こんなところにしておきましょうか。」

そうお伝えし、2人分の会計を私の方で済ませて、2時間ほどのデートを終了しました。


個人情報をだいぶ割愛したために思いのほかあっさりとした内容となってしまいましたが…このデートで私の気持ちは、揺らぎつつもある方向へ向かっていきました。

次回は、その気持ちの整理とその後について、投稿させていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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