婚活記録:地獄のお見合い④

婚活記録

本日もブログにお越しくださり、ありがとうございます。

前回、私の婚活史上もっともキツかったお相手・SEさんと、ようやく対面しました。

今回のブログは【SEさんとのお見合い:マダム宅】編です。

長い長い1日の幕開けとなります。

どうか気楽にお読みいただけますと幸いです。

よろしくお願いします。


「うんうん、見た目はいい感じの女性ですね!」

衝撃の一言から始まった、人生2回目のお見合い。

目の前には不敵な笑みを浮かべつつ、起立しながらこちらを凝視する、SEさんがいます。

"この方の雰囲気と見た目、ちょっと怖いな…"

不安な気持ちが、一瞬私の中によぎりました。

しかし、マダムが一生懸命探してくださり、しかも「運命の人」と言ってくださったお相手だ!と思い直して、その場を取り繕って一旦着席をしました。

"ここからどうやって会話をしていけばいいんだ…"

既に戸惑っている私に、ひとつの防衛本能として、ある考えが閃きました。

今日は、自分のことは一切話さないでおこう

SEさんへの恐怖心から、相手の話をよく聞いて同調し、その場をうまく切り抜けようと決意しました。

※本当はこの時点で、私にはSEさんとのご縁はないと、心の奥底では理解していました。

しかし、【結婚相手は誰でもいい】と思っていた自分は、マダムの「運命の人」という言葉に勝手にすがって「この人と結婚しなければいけないんだ」と、本気で思っているのです。

なので、たいへん不誠実ではありますが、恐怖心が芽生えたり自分のことは一切話したりしないけれど、SEさんを結婚相手だと思ってお見合いを進めていくのです。

なかなか理解し難い気持ちかと思いますが、注釈として入れさせていただきます。

SEさんは、本当に本当に、よくお話をされる人でした。

詳しいことは個人情報にあたるので割愛しますが、ご自身の生き越し方から現在のお仕事について、果てはご趣味や女性の好みなどを2時間ぶっつづけでお話されていました。

よく「間髪入れず」と言いますが、一瞬も間を置くことなく、よどみなく一方的に話し続ける感じです。

そしてそれがいわゆる"会話"や"対話"ではないので、目の前の私やマダムは置いてけぼりになりそうな時もありました。

そして…今までのお見合い遍歴の話になった際には、衝撃の事実を知りました。

なんと、40代半ばの現在までにそれなりの人数の方とお見合いをしてこられましたが、ほとんど自分からお断りをされたそうです。

断った理由も女性ごとに事細かに教えてくださったのですが、基本的には【自分に釣り合わない・自身のポリシーに合わない女性ばかりだったから】お断りしたということでした。

この話を聞きながら、身体中がゾクゾクしたことをはっきりと覚えています。

なお、この2時間の間、私はSEさんが話している際は「うん、うん」「そうなんですね」「へえ~」と、とにかく相槌を打っては話を聞き続けました。

いつもの私なら、この時のように多少興味のない話でもうまく拾って盛り上げたりするのですが、この時は相槌を打つことが精一杯でした。

時折マダムが私のパーソナルなことを話されましたが、その話題が広がることはございませんでした。

また、最初に心に決めたとおり、自分の話は一切しませんでした。

そして、このとおりSEさんは終始ご自身の話ばかりされていたので、

"私には全然興味はなさそうだから、今までのようにSEさんからこの縁談を断ってくれるかも…"

と、心の中で期待しておりました。

お見合い開始から2時間が経過したころ、マダムが私たちに語りかけました。

「2人はとってもお似合いだと思うのだけど、SEさんはどう思う💓?」

SEさんは、なんの躊躇いもなく答えられました。

「はい!僕の話をよく聞くので、好印象ですよ!

????????

この方は何を言っているんだ?と、頭の中が混乱しました。

どうやら、私の作戦は大失敗に終わった模様です。

また、もしかしたら今までのお見合い相手の皆さんは、お見合いの途中でSEさんに見切りをつけていたのかもと、この一瞬のタイミングで思ったことを覚えています。

私はマダムに、「結婚相手は誰でもいい」と伝えてあります。

お相手は、どうやら私(が自分の話を聞く姿勢)を気に入ったようです。

とても嬉しそうなマダムの笑顔が飛び込んできました。

「きゃー💓良かったわあ!じゃあ、この後は若い2人でどこか行ってきなさい😍」

マダムの提案にSEさんは、

「じゃあ、手ごろなファミレスにでも行きますか!」

と、私をファミレスデートに誘ってきました。

この時まだ断るというコマンドを持っていなかった私は、このお誘いを快く?受けるのでした。

ということで、SEさんとの地獄の時間は、まだまだ続いていきます。

そして、きっと多くの方は「この時点でうまく断れば良いのでは?」と思っていらっしゃることでしょう。

今の私でも、そう思います。

また、今の私ならばファミレスのお誘いは丁寧に断り、お見合い終了後に素直な理由を添えて丁重に縁談もお断りさせていただきます。

じゃあ、なぜこの時にはそれが出来なかったのか?

大変理解し難いと思いますが、このお見合い終了後でさえも、私は、

"この人と結婚しなきゃいけない"

と真剣に思っているのです。

でも、ほとんど"SEさんへの恐怖"の感情で胸がいっぱいになっている自分もおります。

この気持ちは、残りのSEさんとのデートで徐々に消化しながら解決をしていきます。

その気持ちの変移は、思い出しながら丁寧に投稿していきたいと考えております。

次回は、場所を移してよりこってりとSEさんに触れることになります。

ぜひ楽しみにお待ちいただけたらと思います。

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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