本日もブログにお越しくださり、ありがとうございます。
前回の投稿は、今でも思い出すのが恥ずかしい、未熟な自身をひけらかす内容となっておりました。
そして、前回の私の決意こそが、私の婚活史上いちばん辛く苦しい経験(婚約・婚約破棄)を産むことになります。
本当にしんどい時期でしたが、この経験をしたことで、今の私のささやかで幸せな日々があるのも揺るぎない事実です。
なので、しばらくは共感性羞恥が働くような恥ずかしい内容が続きますが、これからも真剣に投稿を続けていきます。
どうぞよろしくお願いします。
内気さんのお顔の雰囲気だけで、このまま前向きに進んでいこうと決めた、憐れな私。
しかし元上司が帰り、いざ2人きりになると、こちらから話しかけないとなかなか会話が生まれません。
ですが、それはSEさんのように私に興味がないのではなく、内気さんが緊張しているからではないか?とお見受けできる様子でした。
実際にこちらから何か質問をすると、自身がお答えくださるだけではなく私へも同じ質問を返され、そこから話が広がることが1~2度ありました。
正直会話が楽しいわけではありませんでしたが、今までの経験から、こちらに少しでも興味を向けてくださること自体がありがたいことだと思っておりました。
家族のこと・仕事のこと・生活環境のこと・今までの生い立ち…
お互いにひとしきり話した後、内気さんがなにやら神妙な面持ちで私に質問してこられました。
『…よっちさんは、好きなアーティストはいますか?』
これまでの会話のスタートが私からだったので、この問いがとても嬉しかったことを覚えています。
私は好きなアーティスト(推し)がいるわけではなかったのですが、質問してくれたことへの感謝とこれから会話がより広がるといいなと思い、2名ほどお答えしました。
すると、内気さんはその2名についての話はそこそこに、
『実は僕…〇〇のファンなんです!』
と、ご自身の好きなアーティストについて、急に真剣に語り始められました。

そのアーティストを好きになった経緯・好きな楽曲についての考察・CDジャケットの裏話・ファンとしての流儀…
今までの緊張した様子は一気になくなり、そのアーティストへの想いを熱く話されていました。
ちなみにそのアーティストはいわゆる国民的人気を誇る方でしたので、私もいくつか楽曲を知っていましたし、内気さんが語られる内容についていけないことはありませんでした。
なので、時に相づちしたり、分かる内容は具体的に共感しながら、一緒に話を続けていきました。
しかし、熱く語り続ける内気さんの姿を俯瞰してみた時に、一瞬だけSEさんとの時間が蘇りました。
"やばい…このままこの弾丸トークが続くと、内気さんのことが無理になってしまう"
会話を続けつつ、心の中に生まれた恐怖心を、必死に押さえつけようとする自分がいました。
"…でも、このアーティストのことについては、私も分かることが多いじゃないか
また、内気さんは私にも質問をするなどして、ちゃんとこちらに気持ちを向けてくれているよ
今までの方がそうだっただけで、内気さんが同じとは限らないんだから”
そうやって何度も自分の気持ちを持ち上げながら、このアーティストの話題について約1時間の会話を終えました。
すべての話が終わった時、目の前には最初の緊張をまったく感じさせない、スッキリしたお顔の内気さんがいらっしゃいました。
『実は僕、今までたくさん縁談をいただいたり、女性から交際をせまられたりしてきました。
でも、正直そういうことにあまり興味が湧かなくて、すべて断ってきました。
今回はお世話になった先輩からの誘いだったので、ひとまず会うことは引き受けたんです。
でも、話をするのがこんなに楽しいんだ!って感じるとは、思いませんでした。』
その表情から、内気さんは今、心からの本音を話されているんだと実感しました。
『こういう感じだったら、これからも会っていけそうだなと思います。
なので、また今度会いませんか?』
内気さんから、その場で次のデートを申し込んでいただきました。
私には、断る理由はありません。
「…もちろん、ぜひよろしくお願いします。」
心の奥に新たに小さく入ったヒビを感じながら、笑顔でお受けしました。
この日は最後に連絡先を交換し、次のデートについては連絡を取り合おうと決めてお別れしました。
急いで上司に御礼と次のデートを誘っていただいたことだけ連絡をし、私は家路につきました。
さっそく、不穏な雲行きを感じさせるお見合いになってしまいました。
自分で勝手に"この人!"と決めたあとに、不安な気持ちが出てきてしまったのです。
しかし、
内気さんも、私と次に進もうとしてくれている
何かあれば、信頼している元上司に相談していこう
心の違和感を認めつつも、今までよりも良い感触を得たお見合いになったと実感していました。
次回の婚活記録は、次のデートに向けて連絡を取り合った際の様子をお届けします。
どうぞよろしくお願いします。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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