婚活記録:惑いの婚約⑬

婚活記録

本日もブログにお越しくださり、ありがとうございます。

今回は、内気さんとの久々のデート回となります。

前回の最後に不穏な空気が漂っていましたが…はたしてどんなデートとなるのでしょうか。

気楽な気持ちでお読みいただけると幸いです。

どうぞよろしくお願いします。


自宅を出たあと、私ははやる気持ちを抑えながら運転をしていました。

「久々のデートなんだから、楽しく、実りの多い時間にするぞ!」

先ほどまでの重苦しい空気はどこへやらという、晴れやかな気持ちでいっぱいでした。

内気さんも、デートを楽しみにしてくださっているかな?

久々だから最初は難しくても、じょじょに敬語をなくして楽しくお話しよう!

やり取りしていなかった期間の内気さんのお話も、お聞きしたいな!

気分もどんどん乗ってきて、嬉しいー!という気持ちのままにカフェに到着しました。

集合時間の5分前にカフェの駐車場に到着すると、入り口の横で内気さんが待ってくださっていました。

「あ、もう外で待ってくださっている…!」

急いで車を停め、内気さんの元へ駆け寄りました。

『お久しぶりです。』

久しぶりの内気さんは、なんとなく、元気がないようにお見受けしました。

"…体調でも、お悪いのかな?

でも、いきなりそんなこと聞くのは良くないよな…"

「お久しぶりです!

今日はお時間を作ってくださり、ありがとうございます。」

内気さんの雰囲気が気になりましたが、会って一言目は何気ない挨拶を交わしました。

『では、入りましょうか。』

内気さんが誘導してくださり、店内に入り席に着席しました。

久しく会っていなかったこともあり、どことなく話しかけづらいオーラをまとっている内気さん。

これは、私が気を利かせなくては!

「…内気さんが楽しめる話題を、振ってみよう!」

飲み物を頼んだ後、さっそく内気さんのお好きなアーティストのことを質問してみました。

「最近の○○、また新しい曲を出しましたね!」

すると、先ほどの憂鬱な雰囲気が一変し、楽しそうにお話をしてくださるようになりました。

『そうなんですよ!!!

いや~今回も良い曲で、すごく元気をいただいているんです!』

あかるい表情に変わって意気揚々と語りだす姿を拝見し、私は安堵しました。

「良かった、いつもの内気さんに戻られた!」

そして頼んだ品物も到着し、しばし、内気さんのお話を伺う時間が続きました。

しばし…といいましたが、実際には、

ぶっ続け2時間

ほど続きました。

『~がすごくて、~も本当に感動して!』

『…って感じの歌詞が出てくるって、まさに天才だと思うんです!』

こちらの反応はあまり気にせず同じトピックでここまでお話されるお姿は、思わずSEさんを彷彿とさせました。

"やばい…そろそろ、相づちを打つのも質問返しするのも辛くなってきた。

でも、楽しそうにお話されているのを遮るのは失礼だよな…"

お話を聞きつつも、私の頭のなかでは、緊急の作戦会議が開かれていました。

その最中に、私はあることに気づいてしまったのです。

"…今日の内気さん、ご自身関する話ばかりで、私への関心がまったく無くないか?"と

ここに来るまでに今後の話ができるかどうかを悩んでいた私にとっては、今の2人がそれ以前の状態にあるということに一種の恐怖を覚えました。

"…もしかしたら、私が新たな話題を振らなかったら、今日のデートはこのまま終わるのかも"

過度に期待していたわけではないですが…1ヶ月以上連絡が取れなかった婚約者と久々に会った日の様子ではないなと感じつつ、私は次の自分自身の出方を模索していました。

2時間をゆうに超えたし、今日はもう、このまま楽しい話だけして終わらせようか?

それとも少しでも前に進めるために、2人のこれからのことについて、ライトなところから話題を振ってみるか?

違う!

私からこういった話を振ると、内気さんを委縮させてしまうかもしれない!

会った瞬間があまり元気無さそうだったのだから、強引なことはしてはいけないだろう

そんなことをぐるぐると頭のなかで考えていると、

『いやー、今日は楽しかったです!

長くなってきたので、この辺でお開きにしますか!』

と、内気さんの方からデート終了の合図を出されました。

拍子抜けした私は鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていたと思いますが、すかさず、

「…はい、私も楽しかったです。」

と言って、2人はそのままカフェを後にし、解散しました。


この日の衝撃と自身の未熟さに対する苛立ちは、今も私の心のなかにくすぶっています。

次回からこの婚約自体に関してたくさん悩み始めますが、いかんせん未熟な私ですので、いろいろな感情に翻弄されます。

時にみじめで哀れな場面も描きますが、それを経たからこそ今の暖かく幸せな生活があるのも事実ですので、どうか暖かい目で見守っていただけると幸いです。

次回以降も、フィクションを交えつつも私の気持ちや感情はありのままに投稿させていただきます。

どうぞよろしくお願いします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました