本日もブログにお越しくださり、ありがとうございます。
今回のブログは【SEさんとの縁談を、自ら断る】編です。
前回のカフェデートにて、はじめて結婚相手に対する本音を表に出すことができました。
じゃあ「そのままサクっとお断りをしよう!」といかないのが、自己肯定感の低い当時の私です。
仲人をしてくださったマダムに連絡するまでにも悶々と悩み、いざ連絡してからも心がキュ~っとなるような気持ちに襲われます。
しかし、ある第三者の登場で、改めて結婚に対する意識の向け方を考え直す最高の機会にもなったのでした。
いずれにしても、自分の感情の部分に関しては嘘を書きたくないので、未熟な私の葛藤も込みで、ありのまま投稿をさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
カフェデート終了直後、私はSEさんの「これじゃあまるで、僕がおごったみたいになりますねえ(笑)」発言を、ずっと反芻しておりました。
人それぞれにいろんな受け取り方があると思いますが、この発言が耳に入った瞬間、私は烈火のごとく怒っておりました。
しかし、カフェからの帰宅中にだんだんと冷静さが戻ってくると、
「そもそもSEさんは、私なんかと結婚しようとしてくださっている、心の寛大な人ではないか」
という、感謝にも近い気持ちが沸いてきました。
また、この発言以外については、SEさんのことを(一応)受け入れられるし、悪い人ではない。
実家の父や祖父と、いったい何が違うと言うのか?と。
結婚なんて女性が虐げられるものなのだから、男性なんてみんなこんなもんだろう、と。
そうなってくると、
もしかして、私は今、とても贅沢なことを言っているのではないか?
と、またしても悶々と悩み始めることになるのです。
そしてそれは、SEさんから次のデートのお誘いが来る日まで続いていきます。
重い気持ちを抱えながら日常生活を送ること約1週間、SEさんからご連絡をいただきました。
「次は手軽に、ファミレスにしましょうか?」
この1週間ほど"SEさんは、私なんかと結婚しようとしてくれている、寛大な人だ"と思おうとしていたくせに、いただいた連絡を見て「はあ…」とため息をついている自分がいました。
それでもなんとか返信をしようとスマホを握りしめるのですが、とうとうお相手の名前が画面に映ることにすら、拒否反応が出るようになりました。
このままでは、SEさんに失礼すぎる!
だけど、どうしたらいいのか、わからない…
今すぐにでも泣き出しそうな気持ちになったとき、ようやくマダムの顔が頭に浮かびました。
「そうだ、マダムに相談に乗ってもらおう。出来るだけ素直な気持ちをお伝えしよう。」
そう思い、急いでマダムに電話をかけました。
『よっちちゃーん!元気?
連絡、嬉しいわあ💓
SEさんと上手く言ってるらしいわね!
彼はよっちちゃんと出会えたことをとても喜んでいるし、この調子だと結婚もすぐそこね😍』
今の私が思っていることをとても切り出しづらい、マダムの第一声でした。
しかも、やはりSEさんは、こんな私のことを気に入ってくださっている。
ますます気持ちが混乱して、お恥ずかしながら電話口で泣き出してしまいました。
『何、どうしたの?!
彼との間に、なにかあったの?!』
マダムがこう優しく聞いてくださったので、そこからは気持ちを落ち着かせながら、
- こんなに素敵な人を紹介していただいたのに、踏ん切りがつかない自分が嫌なこと
- 連絡を取ろうとすると拒否反応が出てしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいになること
- しかし、前回と前々回のデートの会計の際の、SEさんの言動が気になっていること
等の素直な気持ちをお伝えしました。
マダムは、私の話にうんうんと頷いて、丁寧に聞いてくださいました。
『よっちちゃんの気持ちは、よーくわかったわ。
でもね、実際にこんなに素敵な人は、なかなかいないわよね!』
「そうなんですよね。
これってやっぱり、贅沢な悩みですよね?」
『そうよ😌
だから少しくらい辛抱することも…』
そんな奴、やめちまえ~!!!
???
電話越しで、お年を召した男性の怒鳴り声が聞こえてきました。
『やだ、主人が聞いてたみたいよ😖』
どうやら今までスピーカーモードで通話をされていたらしく、マダムの近くにいたご主人さまに私の相談が筒抜けになっていたようです。
以下、マダムのご主人さまの意見になります。
いろいろな考え方があるとは思いますが、私はこの時のこの言葉に救われたので、そのまま投稿させていただきます。
「同じ男として言わせていただくが、気に入った女に飯のひとつも奢れないような奴は、ろくな奴じゃないぞ!
そんな奴はいい男なわけないし、これからも苦労するだろうから、こっちから縁を切っちまえ!」
こう、豪快にお話してくださいました。
電話越しにこの言葉を聞いた瞬間、心に痞えていた何かが、フッと消えたような感覚になりました。
『でも、素敵な人だってよっちちゃんも言ってるじゃない~😖!』
「女から金を奪い取って、俺が奢ったみたいだって言える奴の、どこが素敵なんじゃい!」
『…そうよね、自分がされたら、たしかに冷めちゃうかも😔
よっちちゃん、ごめんなさいね。
無理させちゃったかしら?』
何も悪いことをしていないマダムから謝罪をいただいてしまい、大変恐縮をしました。
「いいか、もっと貴女を大切にしてくれる相手を選ぶんだぞ!
特に、金にケチケチしている男のところでは苦労するからな!」
『こればっかりはね、縁なのよ!
これからもいろんな方とお見合いするかもしれないけど、自分が嫌って思ったなら、断ってくれていいんだからね😌』
そうか、私、SEさんのこと、嫌だったんだ。
そして、嫌だって思った人とは、結婚しなくていいんだ。
おこがましいとは思うけれど、私にも選ぶ権利はあるんだ。
信じられないかもしれませんが、このマダムとご主人さまの励ましによって、ようやく"結婚相手は誰でもいい"という大きな呪縛から解き放たれることができたのです。
マダムがSEさんとのお見合いを組んでくださったおかげで、この感情に気づくことができた。
SEさんが折に触れていろんな振る舞いをしてくださったから、こういう結果を見ることができた。
そして、マダムのご主人さまには、結婚を考えるうえで一番大切なことを気づかせていただいた。
この日は、今回関わってくださったすべての方に対して、感謝の思いでいっぱいになりました。

その日のうちに、マダムからSEさんに私との縁談がなくなったことをお話してくださいました。
SEさんのその後は一切わかりませんが、幸せに暮らしていらっしゃたら嬉しいなと思います。
こうして、私にとって最初の地獄となったSEさんとのお見合いは、幕を閉じたのでした。
さて、私の中で大きな変革が起きたSEさんとのお見合い編でした。
こうして、婚活は見事ふりだしに戻りました。
しかし、自己肯定感の低いダメダメ女の私からしたら、自分のこれからを見つめ直す大切なきっかけとなりました。
そもそも、このブログを読んでくださっている皆さまからしたら「なんでこんな当たり前のことに気づけないのか?」と疑問に思うかもしれません。
しかし、残念ながら当時は本当にこんなことで真剣に悩んでいたのです。
少人数かもしれませんが、私のような価値観の方が【結婚】について悩んだ際に、このブログの私のズッコケ体験が支えになったら嬉しいなと思い、日々投稿をしています。
それ以外の方は、ぜひこの残念体験を大いに笑ってやってください(笑)
そして、引き続き地獄の婚活を続ける中で、自分自身のさまざまな気持ちに気づき、それらにも徐々に向き合えるようになっていきます。
1人の人間の成長譚としても、楽しんでいただけたら幸いです。
さて、次回は雑記ブログを執筆したいと思います。
現在、大切な友人の【仲人】として奮闘している様子を、記録したいと考えております。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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