婚活記録:地獄のお見合い⑤

婚活記録

本日もブログにお越しくださり、ありがとうございます。

今回のブログは【SEさんとのお見合い:ファミレス】編です。

前回のマダム宅のお見合いにて、私は失礼ながらSEさんに対して恐怖心を抱いてしまいます。

これは、私の過去の経験(こちらこちら)に起因した男性不信が関わっている部分も大いにあるかと思います。

しかし今回のファミレス編より、一括りに男性としてではなく"結婚相手=生涯をともにすると決めた人"という観点から、さまざまな疑問や不信がようやく沸いてきます。

皆さんにとっては至極当然なことかもしれませんが、私にとってはあまりにも有益で目から鱗な気づきでした。

さて、今回もズッコケ要素満載ですが、気楽にお読みいただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いします。


SEさんに気に入られた私は、ろくに「はい」も「いいえ」も発さぬうちに指定されたファミレスに向かっていました。

道中、私の頭の中ではたくさんの感情がうごめいていました。

運命の人にこんなこと思ってはいけないけれど…SEさん嫌悪気持ちが湧いてきている

いや、わずか2時間で人を判断してはいけないよ

でも本当に本当に怖かったな(;;)

そもそも話をよく聞くことが好印象って、どういうこと?

ダメだ!悪いことばかり考えるのは、SEさんにすごく失礼だ…

私は、今までも人生の中で得体の知れない恐怖にぶち当たったときに、パニックに陥ってしまうことがしばしばありました。

この時も、SEさん=結婚相手という大前提から抜け出せないため、自身の本音とこれから進んでいく現実が受けとめきれず、脳内大混乱で悲鳴をあげていました。

そんなプチパニックの中、目的地に到着。

既に到着し駐車場で待っていたSEさんと合流し、お店の中に入りました。

着席するやいなや、

『いや~こんなにお見合いが楽しかったのは、初めてです!』

『気が合うって、いいですね!』

との一言を、笑顔のSEさんから頂戴しました。

心に鳥肌がたったような、ゾゾゾっていう感覚を覚えました。

「…そうですね。」

私は、気の利いた返事をすることも出来なくなっていました。

そんな私のことはもちろんお構いなしに、SEさんはお見合いの時よりも饒舌に、ご自身のことを語り出しました。

好きなアニメについて30分。

好きな大河ドラマについて30分。

ご自身の趣味で制作しているものについて1時間。

ご自身の家族について1時間。

気づいたら、相槌を打つことも忘れ、疲弊し切っている自分がいました。

「もう帰りたい…」

心の中は、この場から一刻も早く立ち去りたいという気持ちでいっぱいです。

しかし、目の前のSEさんは、いよいよアクセル全開で話を続けていきます。

この時にはもう、この場をどう収めようか?と、頭の中でずっと作戦会議をしていました。

※誠実にお相手の話を聞かなかったことについては、その後猛省しております。

私が脳内作戦会議を始めてからしばらくして、

『いやー、本当に楽しかった!よっちさん、あなたは合格です!

と、SEさんに言われました。

「合格…?」

僕の妻になれる人間として、合格しました!

強烈かつ驚愕の一言を、いただいてしまいました。

しかし…自分自身が願ってやまなかったことは、叶うのです。

"こんな私でも、結婚しようとしてくれる人がいるんだ"

身震いと恐怖心が体中を駆け巡りながら、私は「ありがとうございます。」と答えました。

ただし、その直後にSEさんより『まだいろいろ確認しなければいけないこともあるので、合格はあげるけど細かなことは次回で。』と言われ、結婚確定ではないのだと少し安心したことを覚えています。

そしてようやくお開きとなり、一緒にお会計をすることになりました。

突然ですが、この時はじめて、私の中の【結婚相手は誰でもいい】の価値観が揺らぎます。

この日はファミレスだったこともあり、それぞれが食べたいもの・飲みたいものを注文し、シェアはしませんでした。

私としては、私分の飲食は1000円以内に収めた上で、SEさんに1000円をお渡ししようと決めていました。

実際、私の飲食代の合計は900円くらいになりました。

※ちなみに、このことはお食事の時にSEさんに相談したわけではなく、自身の判断でした。

そしてお会計のレジに並んだ際に、SEさんに「こちらでお願いします。」と千円札1枚をお渡ししました。

SEさんはその千円札を見た瞬間、

『あー、はいはい。』

と言って、サッと受け取りました。

…?

あー、はいはい?

私の考えすぎかもしれないけど…態度悪くない?

感謝をしてほしかったわけではないけれど、今まで同じようなシチュエーションでこのような悪態をつかれたことはなかったので、正直驚きました。

と同時に、こんな人と生涯をともにするのは嫌だなと、結婚相手としていただけないなあと少し感じてしまいました。

ただ、私の中の根深い【結婚相手は誰でもいい】という考え方によって、この件だけではSEさんをお断りしようとはなりませんでした。

ですが、なんとこのことがきっかけとなり、次回のデートで【この人とは結婚したくない】と思える、決定的な出来事が起きます。


【SEさんとのお見合い:ファミレス】編をお送りしました。

現在この投稿を綴りつつ、「なんでここでうまくお断りしなかったんだろう?」と、当時の自身の未熟さがとても恥ずかしいです。

SEさんに対しても、こんなことを考えながら食事を食べていたなんて、とても失礼ですよね。

しかし悲しいことに、SEさんとの次回のデートまでは本当に"私はこの人と結婚するんだ"と確信しているのです。

やはり幼少期の経験から、結婚は女性が苦労して当然のものと勝手に思い込んでいたのだと感じます。

あともう数回SEさん編が続きますが、徐々に私のなかに巣食うおかしな思考や結婚とは?という根源的な問いについて、自分なりに気づき考え前進していきます。

その推移も楽しみにしていただけたら嬉しいです。

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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