究極のすれ違いから私が大号泣した日

雑記

本日もブログにお越しくださり、ありがとうございます。

今回は婚活記録をお休みして、雑記ブログをはさませていただきます。

というのも、ブログの標題にもある通り、先日夫の前ではじめて大号泣をしました。

久しぶりに過呼吸になりながら、涙が溢れて止まらない出来事が起きたのです。

夫と出会ってもうすぐ2年になりますが、今まで言い争いや喧嘩をしたことが一度もなかったので、こんなに派手に泣くことになるとは思ってもみませんでした。

しかし、この一件から私の中に根深く存在する繊細な気質や淋しい思考回路が再度浮き彫りになり、その結果、またいろいろな気づきをいただきました。

ある夫婦に起こった悲しくもおもしろい出来事について、綴らせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。


先日、私は友人とのランチの約束があり、自宅から車で50分ほどの距離にある地元に帰省しました。

この日の午前中は家事の後に夫の本日の食事の準備を済ませ、自室で仕事をしている主人に

  • 地元の友人とランチに行ってくること
  • 昼・夜の計2食分の食事の準備が出来ていること
  • (久しぶりで長時間になりそうなので)大体19時ごろ帰宅すること

上記を手短に伝えました。

※ちなみに、このランチについては、夫婦で利用している予定共有アプリに何週間も前に入れておき、口頭でも2回ほど夫に伝えておりました。

そして、この時夫はいつもどおり笑顔でこちらに居直って「いってらっしゃい!」と笑顔で送り出してくれました。

本当に何気ない、日常の一コマのような感覚でした。

そして、私は久々のガールズトークにワクワクしながら、自宅を出発しました。

数年ぶりの友人との会話はめちゃくちゃ盛り上がり、18時過ぎにようやくお開きとなりました。

帰宅は予想通り19時ごろになりそうだったので、帰り際に夫にその旨を短文でLINEしました。

我が家は通常18時から晩御飯を食べ始めるので、"帰宅したころにはご飯も終わって、くつろいでいるだろうな"などと考えながら、急いで岐路につきました。

「ただいま~!」

ドアを開けて玄関に入ると、なんだかあまり元気のない『おかえり』の声が聞こえてきました。

そしてその声の発信元を辿ると、いつもならば寝室にいるはずの夫が仕事部屋にいることが分かりました。

"…こんな時間にめずらしいな"

仕事部屋のドアをノックして、「帰ったよ、遅くなってごめんね」と声をかけると、

こちらを一瞥もせずに、ああとの一言。

「何してるの?こんな時間にお仕事?」と聞いても、振り返りもせず『うーん…』だけ。

この瞬間、学生時代にいじめに遭う前に感じた、すごく嫌な胸騒ぎを覚えました。

そして、私の脳内では一気に

あ、夫に嫌われた。私、何か悪いことをしちゃったんだ。

という、後悔と苦しみの感情で心がいっぱいになりました。

いつも笑顔で優しくて、たくさん愛情表現をしてくれる夫は、目の前にいない。

私、彼を怒らせてしまったんだ。

早まる鼓動を感じながらリビングに入ると、普段晩酌の際に使うグラスが1つ洗ってありました。

「お酒を飲んだんだな」

一瞬そう思った後、自責の念に駆られた私は"これからどうやって生活していけばいいんだ"と自室で途方にくれていました。

1時間ほど経過した後、夫はまだお風呂に入っていない様子でしたので、勇気を出して寝室に移動した夫に声をかけました。

「…まだお風呂入ってない?○○くん、先入る?」

いつもなら、どんな状況でもしっかり私の方を向いて受け答えをしてくれる夫。

この時、夫はベッドに横たわってスマホを見ていましたが、一切こちらを見るそぶりもなく『…先入っていいよ』と一言。

ここで、私の心は完全に折れてしまいました。

その後は、お風呂に入ったり簡単な掃除をしたりといつもどおりに振る舞いつつも、

もう二度と、夫と仲良く喋れないのか。

あの楽しくて幸せな日々には、戻れないのか。

そもそも、私は何をしてしまったのか。なぜ夫は、そのことについて話してくれないのか。

と、苦しい心の声に何度も何度も向き合っていました。

そして、この原因がはっきり分からない感じが学生時代に受けたいじめの雰囲気に酷似しており、当時の怖さも蘇ってきました。

心臓もずっとバクバクし続け、体の震えも止まりません。

どうすることも出来ない恐怖が自身を支配しており、この日は布団に入った後は朝まで浅い眠りが続き、何度も覚醒して起きました。

睡眠時の夢もバッチリ、中学時代の辛い出来事のオマージュのような映像でした。

また、途中吐き気までもよおしながら、この苦しい夜が明けないかと心の中で祈っておりました。

※念のための補足ですが、寝室は夫婦それぞれに1室づつあるので、元々一緒に寝ておりません。

翌朝。

まったく熟睡出来なかった私は、起きしなにも早まる心臓の鼓動を感じました。

隣の夫の寝室では、既に夫が朝の自身のルーティンを開始している音が聞こえてきます。

"今日から、ここでどうやって生きていこう…"

夫を刺激しないように、なるべく顔を合わせないルートで朝やるべきことや支度を済ませていると、私の部室のドアがノックされました。

少し開いたドアの隙間から、いつもより低めのトーンで『…おはようございます』と言う夫。

"え、話しかけてきた…"

突然の出来事に驚き、ドキドキが最高潮に達する中で会話を続けました。

以下、当日のやり取りをそのまま綴ります。

妻「…おはようございます。」

夫「元気?」

妻「元気…。○○くんは元気?」

夫「うん、元気だよ。」

妻「本当に?」

夫「うん、なんでそう思うの?」

妻「…だって昨日いつもと違う感じだったでしょ?」

夫「…うーん。」

妻「…私、何しちゃったのかな?」

夫「…?よっちは別に、何もしてないよ?

妻「え…?だって、昨日はいつもと違う態度だったよ。」

夫「あれは…その…」

まごつく夫の表情と昨晩のさまざまなことが頭を巡った次の瞬間、私の中である答えが閃きました。

妻「まさか…一人でお酒を飲んだから、落ち込んでたの?

夫「…うん。よっちに合わせる顔がなくて…。」

妻「じゃあ…私が悪いことをしたわけじゃないんだ、嫌われたんじゃないんだ…。

…うわーん(;;)!!」

夫「?!!」

妻「嫌われてなかった!!怖かった!!」

夫「え?!!なんで泣いてるの?!!」

妻「私が悪いことをしたから、話してもらえないんだと思ったの!!」

夫「だって、心当たりないでしょ?!!」

妻「なくても、いつもと違う様子を感じたら、私が悪いことをしたって思うよ!!」

夫「後ろめたくて、目も合わせられなかったんだ…」

妻「ああー!!本当に良かったー!!うわーん!!」

恐怖から解放され身震いしながらわんわんと大泣きする私を見て、のちに夫は、私の【HSP気質】と【自己肯定感の低さ】を肌で痛感したと言っていました。

事前の情報がなく分かりずらい部分もあるので、今回この夫婦に起きたことをまとめます。

夫は、かねてからお酒との向き合い方にすごく悩んでおりました。

独身時代は、飲みたくないのに衝動的に毎晩飲んでしまうことが嫌で、何度も断酒に挑戦していました。

私と出会ってからは私と飲む際には罪悪感が沸かないことに気づき、夫の発案で週1ペースで「飲み会日」を設定し、その日に2人で晩酌を楽しんでいました。

しかし、この日は久しぶりに私が半日不在だったのと、ジム帰りに立ち寄ったスーパーで急な飲酒欲求が出てきてしまい、衝動に駆られてお酒を購入し夕飯時に飲んでしまいました。

妻がいない日に、また飲み会日でもないのに、飲酒してしまった。

もうこんな淋しい飲み方はしたくないのに…。

後悔の念に襲われた夫は、帰宅した妻に合わせる顔がなくて、ついそっけない態度を取ってしまったとのことでした。

ちなみに、私には日常的な飲酒習慣はないのですが、実家が全員酒豪で毎晩晩酌が当たり前だったので、夫のお酒に関する悩みに寄り添えていなかったかもしれません。

これは、今回の件で改めて反省した点でした。

次に、妻についてです。

今後のブログで記述していきますが、私は婚活経験や夫と出会ったことで、自己肯定感の低さや繊細な部分と上手く向き合えるようになり、弱い自分を乗り越えたと思っておりました。

また、夫は心理学系の資格を有しており、私のパーソナルについて深く理解をしてくれていました。

しかし今回、自己紹介ブログにも記載した、幼少期から悩んでいた自身の気質が見事に発揮されてしまいました。

夫の態度の変化をつぶさに感じとり、状況の整理もせぬまま勝手に"私が悪いんだ"と思い込んでしまったことが、最大のミスでした。

今、この出来事を振り返ると、

「なぜ、この晩は夫がお酒を飲んだことに、一言でも触れなかったのだろう」

と反省しています。

グラスを見つけた時点でその声かけをしていたら、夫も飲んでしまったことを伝えることが出来、私も「また次につなげていこうよ」と励ませたのに…。

この一件は、自身の自己肯定感の低さゆえの悪い思考パターンと繊細さを再実感させてくれました。

ですが、その後に夫と自分たちのことについて真剣に話し合うことが出来、より深く夫のことを知り、より愛していきたいと確信することもできました。

夫は、今後はもし飲み会日以外に飲んでしまっても、態度に出さずにすぐ白状すると言っています。

また、私も異変に気づいたら、勝手に被害妄想をせずに勇気を出して夫に声をかけます。

私にとって辛い出来事ではありましたが、この大きなすれ違いは夫婦の絆を深めるきっかけとして必要だったのだと思います。

こんな私ですので、これからの婚活記録でもとんでもない思考が飛び出します。

そんな時は「いろんな人間がいるんだなあ」と思いながら読んでいただけると幸いです。

また、私と似ている繊細さんや自己肯定感が低い方は、同じ轍を踏まないようにこのブログのズッコケ体験記を参考にしていただけたらと思います。

気を取り直して、次回から楽しく婚活地獄の記事を再開させていただきます。

本日も最後まで読んでくださり、大変にありがとうございました!

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